- 書類は合格したけど、面接が不安だ…
- しっかりと対策をして面接に臨みたい
今回はそういった方のための記事です。
面接は事前準備が一番大切です。本番でいつも通りのパフォーマンスを発揮するためには、情報を集めて適切な準備を行うことが欠かせません。
今回は、これまでの転職経験とエージェントの経験から、よくある面接の流れとポイントを紹介したいと思います。
- 面接の主な形式は①オフライン(対面型)と②オンライン(リモート型)の2種類。コロナの影響もあり、最近はオンライン面接を実施する企業が多い
- 一般的な面接の流れは下記の通り
- 自己紹介(これまでの職歴の紹介)
- 職務経歴書の深堀り
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問
- 面接の評価のポイントは以下の点
- 入社後、戦力となりパフォーマンスを発揮できそうか
- スキルや経験が合致するかどうか
- 過去の成果の再現性がありそうか
- 定着しそうか
- 転職理由と志望動機が妥当か
- 社風に馴染んで働いてくれそうなタイプか
- 入社後、戦力となりパフォーマンスを発揮できそうか
面接の運営形式
面接の形式
面接の実施形式は主に2種類です。
- オフライン(対面型)
- オンライン(リモート型)
最近はコロナの影響もあり、多くの企業がオンラインでの面接を実施しています。
ちなみに、今回の転職では合計20回以上の面接や面談を実施しましたが、オフラインでの対面型の面接は1回のみで、残りは全てオンライン形式でした。
オンライン形式の面接で注意すべきは事前準備です。準備のポイントは以下です。
- 事前に接続して、カメラと音声の問題がないか確認
- 顔の写り(明るさ)が問題ないか確認
- 背景が綺麗か確認
- ネットワークが弱すぎないか確認
オンライン面接では時間に余裕をもって準備をしましょう。始めての場合は30分前から準備を開始する。慣れてきても15分前から準備を開始することをおすすめします。
面接時間ギリギリで準備を始め、接続が出来ないなど、何かトラブルが起こると焦って平常心を失ってしまうので注意が必要です。余裕を持って準備しておくことを強くおすすめします。
どのアプリを使って面接をするかは面接案内のメールに記載されていることが通常なので事前にしっかり確認しておきましょう。ちなみに、今回の転職活動では
- Zoom
- Google meet
の2種類しか使いませんでした。
「顔の写りが明るいか」は重要です。見た目で損をしないように、照明が暗すぎないか確認しましょう。僕の場合は顔の写りが暗くなる照明配置でしたので、卓上ライトを購入して顔に光を当てて明るくしていました。2,000円〜3,000円程度で購入できるので、必要経費と割り切って購入しましょう。
オンライン面接の準備で見落としがちなのが「背景」です。部屋が綺麗で余分なものが写り込まなければ良いのですが、難しい場合はアプリ備え付けの背景変更機能やぼやかしを入れる機能を使うと便利です。
面接官の種類
面接官の種類は基本的に下記3パターンとなります。
- 社長
- 部門担当者
- 人事担当者
①社長
従業員数名〜数十名の企業であれば、いきなり社長と面接をしたり、最終面接で社長と面接をするケースがあります。
②部門担当者
転職活動では、応募したポジションの部門担当者と面接を行うケースが多いです。スキルの確認、詳しい仕事内容の確認、配属予定組織の状態を確認していきます。
③人事担当者
たまに、人事が1次面接を担当することもあります。ただし、人事募集ポジションの仕事内容は詳しく分からないため、基本的には「人となり」を確認することがほとんどです。
面接時間
面接時間は30分〜60分が一般的です。
今回20回以上の面接を経験しましたが「少なくとも30分、長いと60分以上」という形でした。
30分で終わると気持ち短く感じられて心配になりますが、元々面接時間が少ない企業もある、ということを覚えておくと気負わずに臨むことができます。
面接の概要・流れ
よくある面接の流れは下記の通りです。
- 自己紹介(これまでの職歴の紹介)
- 職務経歴書の深堀り
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問
順番が入れ替わることもありますが、たいていはこの順番でのやりとりが多かったです。
①自己紹介
面接で最初にクリアする必要があるのが自己紹介です。ほとんどの面接で「最初に簡単に自己紹介をしてください」という流れでした。
ポイントは「とにかく簡潔に答える」ということです。
「●●と申します。大学では●●を専攻し、新卒では■■株式会社に入社をして、▲▲という経験を積みました。その後、現職に転職をして✕✕という部署で▲▲という業務を担当しています。◆◆という分野を経験してきましたので、特に♢♢といったことを得意としています。よろしくお願いします。」
といったボリュームで簡潔に伝えていました。時間にして約1〜2分程度です。
気になる部分があれば、このあとの職務経歴書の深堀りで聞かれるので問題ありません。「ちょっと簡潔すぎるかな?」くらいの感覚でシンプルに伝えましょう。
②職務経歴書の深堀り
ここでのポイントは「聞かれた質問に端的に回答する」ことです。
書いたことを全て話したくなりますが、ぐっと堪えて聞かれたことだけに端的に回答していきましょう。こちらの記事紹介したように職務経歴書を深ぼって作成しておけば困りません。
- どんな業務を担当していたのか
- どんな実績を上げたのか
- その実績を上げるために自分でどのように課題設定し、工夫して取り組んだか
- どのようなことを学び、スキルとして身につけたか
が整理されていれば、聞かれたことに対して答えていくだけです。
③転職理由
転職理由も必ずと言って良いほど聞かれます。押さえるべきポイントは下記の通りです。
- なぜ転職なのか(社内の異動じゃないのか)
- なぜこのタイミングなのか
- ポジティブに
このあとの志望動機にも関わってくる部分ですが、なぜ転職活動をしているのか?という部分をポジティブな理由で伝えましょう。本音はネガティブな理由でも、ポジティブな表現に置き換えて話すことが大切です。
「私は今後のキャリアを考えた時に、●●という分野に興味があります。中でもこれまでのキャリアを生かして将来●●ということを成し遂げたいです。現職も素晴らしい環境なのですが、より自分の希望に合った場所があるのではないかと思い転職活用をしています」
僕はこのような伝え方をしていました。
- 将来こうなりたい(自分のゴール)
- そのためにはこうゆう成長が必要と考えている(ゴールまでのステップ)
- 自分により合っている環境を探している
という点が押さえられていれば問題ありません。
また、本音の転職理由がネガティブであっても、そのまま伝えるのはNGです。評価が上がることはありませんので、出来る限りポジティブな表現に切り替えましょう。
④志望動機
志望動機は「この人は入社後定着してくれるか?」という点を見られます。
- 転職理由との一貫性
- 同業他社があるのになぜ当社なのか
というポイントを押さえることが大切です。実際に面接官に伝える時には、下記の流れで伝えれば問題ありません。
- 今回転職活動をしている理由は●●です
- そのため●●業界で●●という経験を積みたいと考えています
- 中でも御社を志望したのは●●です
①〜③それぞれの内容を煮詰めることも大切ですが、①〜③のストーリーに筋が通っていることの方が重要だと考えています。
③については、その企業の新卒採用ページを事前に見ておくことをおすすめします。一般的に、新卒採用ページはどの企業も力を入れて作っているため、必要な情報がたくさん散りばめられています。
- 採用メッセージ、求める人物像を確認する→欲しい人物像に合わせて志望理由を作る
- 社員インタビューを見る→なぜ入社したのか?という項目を参考にする
これで筋の通った志望理由をスムーズに作ることが出来ます。
⑤逆質問
逆質問といって、最後に「何か質問はありますか?」とこちらから質問をする時間があることも多いです。
この逆質問があることを想定して、面接前に2〜3つほど気になる点をピックアップして準備をしておくことをおすすめします。面接官の印象UPにも繋がりますし、気になるポイントを聞ける貴重なタイミングなので活用しましょう。
一般的な評価上のポイント・重視される事項
面接における評価ポイントや重視される事項を列挙します。
- 着任後、戦力としてパフォーマンスを出して頂けそうか
- スキルや経験が合致するかどうか
- 過去の成果の再現性がありそうか
- 社風に馴染んで働いてくれそうなタイプか
- 転職理由や志望動機が妥当か
- なぜ転職活動しているのか(なぜ転職なのか、なぜ今なのか)
- なぜこの業界なのか(なぜ他の業界ではないのか)
- なぜ当社なのか(なぜ競合他社ではないのか)
細かいポイントを挙げればキリがないですが、重要なポイントに絞ると上記のようになります。
着任後、戦力としてパフォーマンスを出して頂けそうか?の観点については、職務経歴書を作り込むことで大部分解消することが可能です。
一方で転職理由や志望動機については、面接を受ける企業ごとに企業研究を行って内容を作る必要があるため、少し手間がかかります。
1次面接と最終面接の違い
1次面接と最終面接では、一般的に面接官の職位が異なるため、視座や関心事項に差があることが普通です。
例えば
- 当該部門の業務に関して、重要視している事項や課題点
- 候補者(の入社・着任後)に期待していること
についても、相違点があります。
そのため、面接で質問時間があれば、1次面接と最終面接で同じ質問を投げかけるのもおすすめです。面接官による考え方の差を知ることで、その企業をより深く知ることができます。
まとめ
以上、今回は過去の転職経験とエージェント経験をもとに「よくある面接の流れとポイント」を紹介しました。ポイントを整理します。
- 面接の主な形式は①オフライン(対面型)と②オンライン(リモート型)の2種類。コロナの影響もあり、最近はオンライン面接を実施する企業が多い
- 一般的な面接の流れは下記の通り
- 自己紹介(これまでの職歴の紹介)
- 職務経歴書の深堀り
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問
- 面接の評価のポイントは以下の点
- 入社後、戦力となりパフォーマンスを発揮できそうか
- スキルや経験が合致するかどうか
- 過去の成果の再現性がありそうか
- 定着しそうか
- 転職理由と志望動機が妥当か
- 社風に馴染んで働いてくれそうなタイプか
- 入社後、戦力となりパフォーマンスを発揮できそうか
転職活動は情報と事前準備が最も重要です。面接の前に想定されることを一つでも多く潰して、本番で力を発揮できる準備を整えましょう。