今回は、東京大学大学院の受験体験記として、なぜ東京大学大学院に挑戦したのか?そのきっかけを紹介したいと思います。
大学院のことは何も考えていなかった大学3年時
僕は、地方の国公立大学に通っていました。
大学受験の時は東大を受験するなんて考えたこともなかったですし、特別な人だけが挑戦するものだと思っていました。しかも、東大よりも遥かに簡単な地方大学の受験に失敗しています。
ですが、以下の記事で紹介している勉強方法を習得し、大学3年生の時には、学年トップの成績をとることが出来ていました。
大学3年の後半になると
- 研究室はどこに入るか?
- 卒業後は大学院に行くのか?それとも就職するのか?
という話題が友人の間でも出てきます。
僕は研究に没頭したかったので「大学院に進学」は決めていたものの「どこの大学院に進むか?」は、何も考えていませんでした。
学年トップの成績だった恩恵としては、下記のような状態でした。
- 入りたい研究室に確実に入れる(研究室の選択は成績順で決まっていくため)
- 大学院には内部推薦(同大学の院に入学する場合、成績上位者は試験免除で進学が出来る)で確実に合格出来る
当時は、勉強すること自体に面白さを感じていました。気ままに勉強し続けることができる環境であれば、場所は別にどうでもいいかな、と考えていました。
なので、大学院についてはあまり深く考えておらず
- 同じ大学の院に推薦で進学する
- 大学受験で失敗した地方の旧帝大を受験する
のどちらかにしようと考えていました。大学受験で失敗した大学にはリベンジマッチ的な意味合いで挑戦しようと思っていました。
きっかけは同級生との何気ない会話から
そんなある日、実験レポートを書き上げるため、大学の図書館に行きました。
図書館の入り口付近に到着した時、偶然にも同じ機械工学科の友人と会いました。同じ学科といっても、クラスが3つあり、僕とは別クラスの同級生だったため、会うのは数ヶ月に一回の頻度でした。
「久しぶり。そういえば、大学院どうするか考えてる?」
と、何気ない感じで聞くと、その友人はこんなことを言いました。
「うん、東大の大学院に挑戦しようと思ってるよ!」
(え、東大の大学院に挑戦するの・・・?)
この時、自分の中で衝撃が走ったような感覚がありました。
その友人は、韓国からの留学生でした。日本語は比較的流暢でしたが、それでも完璧ではないため、言葉のハンデは間違いなくあります。
そんな友人が、東大に挑戦する!と、さらっと言いました。
言語のハンデを背負ってまでも東大に果敢に挑戦しようとする友人。一方で、そういった挑戦を考えず、推薦で大学院に入学しようと考えていた自分。
「え、じゃあ一緒に東大挑戦する!」
気付いたら、ほぼ無意識にそんなことを言っていた記憶です。大学では勉強を頑張ってきた自信もありました。
日本の最高学府に挑戦したい。大学受験失敗の経験から勉強方法を見直して、どこまでできるようになっているのか、自分の実力を試してみたい。
それまで21年間生きてきて、自分が東大に挑戦するなんて、雲の上の話で全く想像すらしていませんでした。それが、同級生との何気ない会話で、挑戦を決意することになりました。
このような受験のきっかけでした。
もしあの時、友人にすれ違っていなかったら東大に挑戦すらしていなかったと思います。そうゆう意味では、この友人には感謝をしなければと思っています。
次の記事はこちら。
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