勉強・受験

【東京大学大学院受験体験記④】併願の受験勉強も並行して進める

今回は、東京大学大学院の受験体験記、第四回目です!(第三回はこちら)

 

【東京大学大学院受験体験記③】合格に向けてひたすら勉強・勉強・勉強 東京大学大学院の受験体験記、今回は第三回目です。 ※前回の第二回目はこちら↓ https://taka-study....

 

東大の大学院に向けた勉強がメインだったんですが、受験に失敗した時のことも考えて、2校、併願をしていました。今回は、その併願に向けて、どうやって受験勉強を進めていたかを書いていこうと思います。

 

東大大学院と併願した大学とその試験内容

僕が併願したのは、2つです。

 

1つ目は、僕が在籍していた単科大学の大学院です。そのままエレベーター式に大学院に上がる形になります。

 

大学での成績はトップだったので、『推薦合格の権利』を使う、という手もありました。この推薦の権利を使うと、試験を受けなくても自動的に大学院に合格することができます。「良かった、これで一つ合格確保だ!」と思っていたのですが、よく調べてみると

 

違う大学院を併願する場合、推薦は使うことができない

 

ということが分かりました。これはかなりショックが大きかったです。。。が、よく考えたら当たり前ですよね。大学側が、確実に大学院に入学してくれる学生を受け入れるための制度なんですから。

 

結局、東大の大学院を併願しているので、その推薦合格の権利は放棄しました。致し方ないです。

 

ただ、正直少し迷いはありました。

 

仮に全部不合格だった時の浪人生活を想像すると、めちゃくちゃ怖くて、「推薦で行けたら安全だし、気持ちもラクだなぁ…」とか、「もし全部不合格だったら、あの時、推薦の権利使っておけば良かったと後悔するんじゃないか」とか、気持ちを揺さぶられました。浪人になってしまったら、次からは推薦の権利は使えないですしね。

 

でも、最後は腹をくくりました。落ちたら落ちた時で何とかなるだろ、と。

 

受験に失敗した時の恐怖は完全には克服できなかったんですが、もしそうなったら、きっと将来の笑い話になる。推薦を使える権利を放棄してまでも、東京大学に挑戦すること、そのものに価値があるんだと考え、納得しました。

 

もう一つの併願先は、4年前に大学受験で失敗した、地方の旧帝大の一つです。4年前の、リベンジマッチです。

 

こちらも、大学での成績が良かったので、特別入試を受験できました。

 

特別入試は、一般のペーパー試験ではなく、エッセイと口頭試験(黒板の前に立ち、目の前の試験官から専門分野の問題を出されて、それを黒板で解きながら説明する形式)を受けることができました。

 

当時は、口頭試験に失敗したとしても、一般のペーパー試験も受けれました。なので、迷いなく特別入試を受けることにしました。

 

本当は、上記の2校に加え、東工大の大学院も受験する予定でした。でも、東大の大学院入試の日程と丸かぶりしていて、受験すらできないことが分かりました。

 

大学側の立場から考えれば、東工大も学生の獲得に必死なはずなので、敢えて東大と同じ日程にして、東工大の学生が東大に流れるのを防いでいたのかな、と思います。

 

ということで、所与の条件が重なり上記2校を、東大と併願で受けることにしました。

 

併願の受験勉強は、過去問を解くだけに絞る

併願の受験勉強に時間を取られすぎて、本丸である東大の準備が疎かになっては本末転倒です。なので、併願先2校の受験対策は、本番の1ヶ月半前から開始し、過去問を解くだけにしよう、と決めました。

 

出題される各科目の勉強は、東大の大学院の勉強でカバー出来ているので、あとは過去問に慣れておくだけで良いと判断しました。

 

僕が在籍していた大学の過去問題は、東大のように深く考えさせる問題は少なく、代わりに計算量が多いことが特徴でした。なので、実際に解いてみると時間が足りず、かなり焦りました。事前に慣れておかないと失敗するタイプの問題です。

 

計算ミスをいかに少なくできるかに集中しながら、過去問を3回解き、問題に慣れていきました。準備はこれでOK。

 

もう一つのリベンジマッチの大学は、エッセイと口頭試験です。エッセイは、事前に提出だったため、家でじっくりと内容を考えて提出でOK。

 

口頭試験は、過去にどんな問題が出ていたのか情報が全くなかったため、対策のしようがありませんでした。

 

ただ、問題を出されて、制限時間10分以内に黒板で解いて説明するレベルなので、複雑な問題ではなく、基礎基本が分かっていれば解けるような問題がでるだろうと仮説を立てて、各科目の基礎基本の部分や公式の導出の練習を徹底して、対策をしました。

 

これも、東大の大学院対策でたくさんやった練習なので、新たにやるのではなく、今までやっていたものをブラッシュアップして精度を上げるようなイメージで対策を進めました。

 

このような形で、併願については、本番の約1ヶ月半前から、過去問を解いたり、今までの勉強の延長線上で対策していきました。

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