大学受験に失敗し、絶望のどん底で始まった大学生活でしたが、この失敗があったからこそ、人生を変えてくれたといっても過言ではない『勉強方法』に辿り着くことが出来ました。
今回は、どんな経緯でその勉強方法に辿り着いたのかを紹介したいと思います。
全力で努力したにも関わらず失敗に終わる。そんな経験はとても辛いですが、勇気をもって失敗に向き合うことが大きな成長に繋がる、ということをお伝えできればと思います!
具体的な勉強方法を知りたい!という方はこちらの記事を読んで頂ければと思います。
目次
大学受験失敗に向き合い、敗因を探る
僕は、第一志望だった大学の受験に失敗しました。その結果、辛うじて後期試験で合格した第三志望の大学に入学することになりました。入学直後は受験失敗を引きずっていて、何にも自信が持てない状態でした。まさに絶望感満載な大学生活のスタートでした。
- 野球選手の夢も高校で諦めた
- 受験は「これ以上はもう無理だ…」まで追い込んで勉強したのに失敗
- 一方で、周りの友達は軽々と志望校に合格していく
自分には、何の取り柄もないんじゃないか?
大学入学当初はそんなことを毎日考えて、落ち込んでいました。
でも、しばらく落ち込む期間が続くと、落ち込むこと自体に疲れてきます。
ずっと落ち込んでばかりもいられませんし、受験を失敗してから時間も経ってきて心の傷も癒えてきたタイミングでした。「なんで受験に失敗したんだろうか?」に向き合って、きちんと振り返ろうと思い直し、失敗に向き合うことにしました。
受験失敗の振り返り
まずは、「なぜ受験に失敗してしまったのか?」の原因を考えることから始めました。
- 勉強量が足りなかったんじゃないか?
- 使っていた問題集が、自分に合っていなかったんじゃないか?
- 受験当日、苦手な問題が出てしまい、運が悪かっただけじゃないか?
- そもそも自分の頭の出来があまり良くなくて、無謀な挑戦だったんじゃないか?
など。失敗した原因は何だったのか、来る日も来る日も考え続けました。
敗因は『勉強方法』にあったのでは?
勉強量は足りていたはず。使っていた問題集も一般的なものを使った。本番で苦手な問題が出たことは確かだけど、全部ではない。自分の頭は確かに良くないかもしれないが、特別悪い訳ではない。と色々考えているうちに、
もしかすると、勉強方法そのものが、間違っていたんじゃないか・・・?
という考えに至りました。
野球部を引退して受験勉強を始めた8月からは、誰よりも勉強した自信がありました。1日16時間、毎日朝から晩までぶっ通しで勉強。ご飯を食べる時間も単語帳を読み、お風呂に入る時間もその日勉強したことを反復。周りが休んでいる時間も勉強をし続けました。それなのに、周りの友人は合格して、自分は不合格。
その理由は、「勉強量の問題じゃなくて、勉強方法そのものが間違っていたんじゃないか?」と、仮説を立てました。
暗記型の勉強方法は自分にあっていなかった
受験勉強を振り返ってみると、”量”に頼る勉強方法をしていました。同じ問題集をひたすら何周もこなすような勉強方法です。
問題の数をこなすことに重点を置くあまり、立ち止まって考える、深掘って考えることをしていませんでした。出てくる問題を反射的に解き、量をこなしていく。極端に言うと、暗記に頼った勉強をしていたんです。
学校の定期テストでは、良い点をとることが出来ていました。学校の定期テストは、授業や宿題で解いたことがある問題が出題されるため、暗記していればほぼ確実に解けるからです。
しかし、外部模試など初めて解く問題の場合は、成績はガタ落ち。外部模試はどんな問題が出るか予想できないため、暗記型の勉強では対応できなかったんです。
その結果、受験も失敗。
今考えると、落ちるのは当然の結果だったのかもしれません。受験は一発勝負です。暗記に頼るのは、ギャンブルと同じだと思います。
世間に出回っている勉強方法の本では、暗記で志望校合格した!という内容のものもあったのですが、暗記型の勉強方法は自分には合ってなかったんだ、という結論になりました。
どんな勉強方法だったら合格できたのか?
大学受験に失敗した原因は、「暗記に頼った勉強をしていたから」という結論は出せました。では、どんな勉強をしていれば合格出来たのか?それをひたすら考え続けました。
失敗の原因を整理して「あるべき勉強方法」を考える
大学受験に失敗した原因を整理すると、
- 暗記に頼った勉強をしていた
- 暗記に頼ると、初めて見る問題に対応出来ない
- その結果、一発勝負でかつ時間制限がある受験を乗り越えることが出来なかった
ということになります。なので、あるべき勉強方法は
- 暗記には頼らない(本番で忘れたり思い出せなければその時点で終わりだから)
- 初めて見る問題でも、その場で考えて解くことができる
ということができれば、合格できたんじゃないか?と考えました。これだけだとちょっと分かりにくいと思うので、例をあげると「数学の公式や定理は覚えない(導き出せるものだから)。覚えない代わりに、公式や定理はいつでも自分で作り出せるように日頃から準備をしておく」そんな勉強方法に切りかえました。
具体的には日頃どんな勉強をすれば良いのか?
では具体的に、日頃どんな勉強をしていればそんなことが出来るようになるのか?方法は比較的単純です。
『なぜ?』をひたすら問い続けることです。
- なぜ、この場面でこの公式を使うのか?
- なぜ、BでもCでもなく、Aの選択肢が答えだと思うのか?
- なぜ、他の方法だと出来ないのか?
一つ一つの問題に「なぜ?」を徹底的に繰り返し、自分にツッコミを入れることで、理解が曖昧な部分を潰していきます。暗記している解放で答えをだして「解けた!」となるのではなく、一歩立ち止まり「そういえば、なぜこの公式が使えるのか?他の解法でも出来るんじゃないか」など、「なぜ?」をぶつけ続けること。
これをすることで、圧倒的に理解が深まり、暗記すべきことを大幅に減らし、かつ思考力を身につけることが出来るのではないか。そんな風に考えました。
僕は大学で、この勉強方法に切り替えました。その結果、学年TOPの成績、東大大学院合格など、それまでが嘘のように、勉強ができるようになりました。東大の大学院に入った後でも、東大生にも引けを取ることはありませんでした。
この、「なぜ?」を考え続ける勉強方法について、重点的に紹介していきます。
勉強ができるようになると、ほんとに楽しいです。
僕はもともと勉強することが嫌いでしたが、この「なぜ?」を問い続ける勉強に変えてからは、勉強が楽しくて仕方がなくなりました。
具体的な勉強方法については、こちらの記事を読んで頂ければと思います。
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