勉強・受験

【元東大生直伝!】数学・物理など理系科目攻略!勉強のポイントとは?

  • 数学や物理、化学など理系科目がなかなか出来るようにならない
  • 理系科目が出来るようになる勉強方法が知りたい

今回は、こんな悩みをお持ちの方に向けた記事になります。

 

記事の要点まとめ
  • 「型」と「思考力」の両輪があれば理系科目は攻略できる
    • 「型」とは解答の定石。反復練習により身体に染み込ませることが大切
    • 「思考力」とは、理系的な発想で自分の頭で考えること。「構造」と「因果」を常に意識しながら勉強をすることが大切
  • 「暗記」と「模範解答」に頼らず試行錯誤を厭わないことがポイント
    • 勉強ができる人は、「暗記」と「模範解答」には頼らない
    • 勉強ができる人は、試行錯誤を繰り返して自力で解答に辿り着く
    • 試行錯誤の過程で「型」と「思考力」を自然に身につけることが出来る

「型」+「思考力」を身につける

理系科目を攻略するポイントは「型」+「思考力」です。

 

  • 「型」を身に着け土台を作り
  • 「思考力」を身に着け自由自在に応用する

 

のイメージ。「型」→「思考力」の順番で身につけます。

 

例えば、

  • たくさん勉強しているのに点数が伸び悩んでいる
  • 学校の定期試験では点数がとれるのに、外部試験になると点数がとれない

という方は、「型」は身につけたけど「思考力」まで辿り着いていないパターンが多いです。僕も昔は同じ状況でした。「型」と「思考力」は両輪ですので、片方だけでは不十分です。両方身につける必要があります。

 

それでは、「型」と「思考力」に分けてそれぞれ説明していきたいと思います。

「型」とは何か?身につけるにはどうしたら良い?

「型」とは教科書的な解放を指します。「模範解答」とも言いますね。

  • このパターンの問題にはこの公式を当てはめて解く
  • この問題は連立方程式を作れば解ける

など、問題を解くための「定石」というイメージです。

 

勉強開始初期は「型」を徹底的に身に着けることが大切です。この後のステップである「思考力」を養うためには「型」という基礎が出来ていると近道になるからです。

 

「型」を身につけるには、とにかく反復練習あるのみ。この段階では、物量がものを言います。多少暗記に頼っても大丈夫でしょう。反復して何度も問題を解く中で、解法や論理展開の流れを少しずつ自分に定着させて行きます。

 

ただし、「型」だけでは理系科目の勉強は出来るようにはなりません。理系科目を攻略するためには、「思考力」が必要不可欠となります。

「思考力」とは何か?身につけるにはどうしたら良い?

「思考力」とは、文字通り「自分の頭で考える」ことを指します。

 

入試のような一発勝負、かつ新しい問題にぶつかるケースでは、この「思考力」がものを言います。初めてお目にかかる問題に対して、制限時間内に解答できるかどうかは、どれだけ自分の頭で考え、頭を動かしてきたかが如実に差となって表れるのです。

 

日頃から勉強を怠らない人でも、初めて見る問題に対して対応できる人とそうでない人は明確に別れます。これは「思考力」の差の表れとも言えると思います。

 

では「思考力」はどうやって身につければ良いのか?これには方法があり、具体的には、

  • 「なぜその公式が使えるの?」
  • 「そもそもその公式って何で成り立つの?」
  • 「別の解法はないの?」
  • 「なぜこの考え方では解けるけど、この考え方だと解けないの?」

を問題を解きながら徹底的に考えることです。もう少し一般的にすると

  • 「なぜ?」を深掘って「因果」を理解する
  • 「別の解法はないか?」を探って「構造」を理解する
  • 「複数のアプローチを試行する」ことで「構造」と「因果」の理解を深める

こんな風に言うことができます。常に全体の「構造」と要素ごとの「因果」を明確にすることを意識しながら問題を解いていくことで思考力が鍛えられていきます。

「型」と「思考力」の両輪があれば理系科目を攻略出来る

「型」だけでは、入試のように新しい問題にぶつかるケースでは不十分です。入試のような一発勝負の場面では「思考力」が必要不可欠です。つまり、「型」と「思考力」は両輪であり、この二つを身につけることができれば、理系科目は攻略できたも同然です。

 

経験上、多くの方は「型」で止まっています。そのため「思考力」を身につけることが出来れば、周囲との圧倒的な差が生まれます。そして、東大生はもれなくこの両輪を身に着けています。

 

模範解答に頼らず、試行錯誤を厭わない

  1. 東大の大学院入試を乗り越えた経験
  2. そして実際に東大で勉強する

この二つを通じて分かったことは「勉強が出来る人は模範解答に頼らない」そして「自分で試行錯誤を繰り返して解答に辿り着こうとする」。この2点が重要だと言うことです。

勉強が出来る人は「暗記」と「模範解答」に頼らない

勉強が出来る人は「暗記」に頼りません。

 

実際に、僕が大学受験失敗した原因は、「暗記」に頼った勉強をしていたからです。数をこなして模範解答を機械的に頭に叩き込む勉強をした結果、受験本番では新しい問題に太刀打ち出来ず失敗しました。

 

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しかし、大学に入って、暗記に頼った勉強を捨てて、なぜ?を繰り返す勉強に切り替えたことで、それまでが嘘のように勉強が出来るようになりました。東大生との競争に勝ち抜き、東大の大学院にも合格することが出来ました。

 

東大の大学院に入学後、大学院でも単位をとるために定期試験があります。研究室の同級生と一緒に勉強をすることも多かったですが、彼らも全くと言っていいほど、暗記に頼りません。「覚えていること」には価値を見いださず、なぜその解法が成り立つのか?を追求するような勉強をしていました。

 

同様に、勉強ができる人は「模範解答」に頼りません。模範解答は無視して、自力で力尽くでも解答まで辿り着こうとします。何が原因で解けないのかを徹底的に考え、思考する。違う方法はないのか模索を繰り返す。

 

仮に美しい解法でなくても、手間がかかったとしても、自分の頭で考えて、自分の持てる手を駆使して泥臭く解答に辿り着きます。

 

暗記しようとしない。模範解答に頼らない。これが大切です。「暗記」や「模範解答」に頼るのは、思考停止で考えるのをやめてしまっているのと同じ。それではいつになっても勉強が出来るようにはなりません。

 

勉強が出来る人は試行錯誤を繰り返して自力で答えに辿り着く

勉強が出来る人は、試行錯誤を繰り返して自力で答えに辿り着きます。なぜ?を繰り返して思考することで、その過程で試行錯誤を何度も繰り返します。

 

「模範解答」と全く異なるアプローチであっても、自分の頭で考えた結果、一番しっくりくる方法で試行錯誤を繰り返しながら解答ににじり寄ります。複数のアプローチで試してみて、それぞれで解答が違う場合は何が違うのか考える、要因を突き止めて納得するまで計算を繰り返す。これの繰り返しです。

 

東大で同じ研究室や同じ授業を受けていた友人も、同様の方法で勉強をしていました。

 

試行錯誤の過程で「型」と「思考力」を同時に身につける

実は、試行錯誤を繰り返す過程で「型」と「思考力」は同時に身につけることが出来ます。

 

1題に対して、複数の解き方を検討し、あーでもない、こーでもないと試行錯誤する。こうすることで、同じ問題に対して何重にも思考を巡らすことになるため、「型」は勝手に身につきます。

 

また、試行錯誤の過程で、うまくいく方法とうまくいかない方法が見つかり、それはなぜか?なぜこの方法で良いのか?ダメなのか?原因はどこにあるのか?ということを考えることになるため、「思考力」が鍛えられます。

 

1つの問題を解くのに時間はかかりますが、1題で1題分以上の力を吸収出来るようになります。「暗記」と「模範解答」に頼って、ひたすら量をこなすだけでは絶対に身につけることができない「思考力」を手に入れる事ができます。

まとめ

今回の記事の要点をまとめます。

記事の要点まとめ
  • 「型」と「思考力」の両輪があれば理系科目は攻略できる
    • 「型」とは解答の定石。反復練習により身体に染み込ませることが大切
    • 「思考力」とは、理系的な発想で自分の頭で考えること。「構造」と「因果」を常に意識しながら勉強をすることが大切
  • 「暗記」と「模範解答」に頼らず試行錯誤を厭わないことがポイント
    • 勉強ができる人は、「暗記」と「模範解答」には頼らない
    • 勉強ができる人は、試行錯誤を繰り返して自力で解答に辿り着く
    • 試行錯誤の過程で「型」と「思考力」を自然に身につけることが出来る

 

試行錯誤を楽しみながら、自分が一番分かりやすいと思う方法で解答に辿り着く。たとえその方法が美しい方法でなくても良い、というのが個人的には大切だと考えています。

 

ぜひ、目の前の1題にじっくり取り組んで「型」と「思考力」を身に着けていってください!

 

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